ケチャップがないときは、トマトソース・トマトペースト・トマト缶が候補になります。ただし、トマトの材料だけではケチャップと同じ味にはならず、水分や既に入っている調味料に合わせた調整が必要です。
ソースだけで料理を続ける方法もありますが、その場合はトマト味の再現ではなく別の味付けになります。炒め物、煮込み、揚げ物のつけだれなど、使いたい場面から選んでいきましょう。
ケチャップの代用品を選ぶ目安
| 候補 | 向いている使い方 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| トマトソース | パスタ・煮込み・加熱するトッピング | 塩味やにんにくなどの味付け、水分 |
| トマトペースト | 炒め物やソースにトマト味を補う | 濃さと使用量。ケチャップと同量にしない |
| トマト缶・ピューレ | 加熱してソースにする | 形状・水分・味付けの有無 |
| トマトジュース | 汁気のある煮込みに使う | 食塩の有無。冷たいつけだれにはゆるい |
| ウスター・中濃ソースなど | ソース味の炒め物・つけだれへ変更 | 塩分・香辛料。トマト味とは別物 |
カゴメのトマトケチャップの商品表示には、トマトのほか糖類・醸造酢・食塩・たまねぎ・香辛料が記載されています。代用品を考えるときは、赤さだけでなく甘味・酸味・塩味も違うと考えましょう。
トマト系の材料は製品ごとに調整する
味付きトマトソースなら、まずその味を使う
調味済みのソースは、そのまま別の料理の味付けとして使えることがあります。例えばカゴメの基本のトマトソースは、たまねぎやにんにくを使った製品です。ケチャップの甘い味とは違いますが、トマトソースのパスタや煮込みへ切り替える選択肢になります。
塩・砂糖・酢を最初から足すと、既に付いている味に重なります。加熱や希釈の案内があれば表示に従い、食べられる状態のソースを清潔なスプーンで確認してから、必要な調味料だけを補いましょう。
ペースト・缶・ピューレは濃さと水分が違う
トマトペーストは濃いため、ケチャップと同じ量を入れるとトマト味が強くなることがあります。カゴメのペースト・ピューレの案内でも、それぞれ特徴の違う材料として紹介されています。使う商品の目安量や、ペーストを使うレシピを参考にしてください。
トマト缶には丸ごとのものと刻んだものがあり、滑らかさも変わります。料理に合わせてつぶしたり、加熱して水分を調整したりする手間が必要です。煮詰めれば必ずケチャップになるわけではなく、甘味・酸味・塩味は別に考えます。
煮詰めると、既に入っている塩分や糖分も濃くなります。食塩入りのジュースや味付きソースは、先に塩を追加しないでください。水分の多いジュースは、ポテトにつけるたれより、汁気のある煮込みへの変更がしやすい材料です。
調整するときは、料理へ入れる前に使う分を別の器へ取り、食べられる状態で塩味・甘味・酸味を確認します。全部の調味料をまとめて増やすのではなく、不足している味を一つずつ補う考え方です。味が決まっても、水分の多さやトマトの粒は残るので、元のケチャップと同じ使い心地にはなりません。
料理別にはこう使い分ける
ケチャップライスはトマト味かソース味に切り替える
トマトソースを使うなら、水分が多いままご飯へ入れないようにします。具を炒め、ソースを加えて水分を調整してからご飯と合わせる方法が考えられます。塩味はソースにも含まれるので、元のレシピの塩をそのまま足さないでください。
トマト系がなければ、ソース味やしょうゆ味の炒めご飯へ変更する手もあります。これはケチャップライスの再現ではありませんが、材料探しのために料理を止めずに済む選択肢です。卵で包む場合も、中のご飯は別の味になります。
パスタ・煮込み・オムレツはトマトソースへ
パスタや煮込みなら、ケチャップを使う元の配合へ無理に換算せず、手元のトマトソースやトマト缶を使うレシピに変更すると作りやすくなります。オムレツにも、表示に従って調理したトマトソースを添える方法があります。
ケチャップより甘味が弱い場合がありますが、甘くする必要があるかは料理次第です。「近付けるため」と砂糖・酢を両方足し続けず、今ある味でまとまるかを先に確認しましょう。
さば缶とトマトソースを使うパスタに変更するなら
別のパスタに変更してよければ、カゴメのさば缶のトマトスパゲティは、基本のトマトソースとさばの味噌煮缶を使う例です。スパゲティをゆで、ソースとさば缶を合わせる調理が必要で、ケチャップ味のナポリタンとは違う仕上がりになります。
この例では、トマトソースだけでなく、味噌煮のさば缶とスパゲティが手元にあるかも先に確かめます。すでに別のソースで味付けした料理へ缶詰を足す案ではなく、調理を始める前に材料・工程を一組で切り替える選択です。ケチャップを抜いた配合を探すときも、ほかの不足材料が増えないレシピを選びましょう。
揚げ物のつけだれは別の調味料でもよい
ポテトやコロッケにつけるなら、ソースなどをそのまま別のたれとして選べます。ケチャップに似せようと液体の調味料を重ねると、ゆるくなったり塩辛くなったりするため、使う量は少しずつ決めてください。
冷たいたれへ、本みりんをそのまま加える方法は避けましょう。キッコーマンの本みりんのFAQでは、非加熱の料理ではアルコールを飛ばしてから使うこと、加熱しても完全にゼロにはならないことが説明されています。アルコールを避けたい場合は、本みりんを使わない配合を選びます。
味見・原料・保存の注意点
生肉や生魚の下味に使ったたれは、そのまま味見しないでください。味を決めるなら食材を入れる前の調味料で確認し、肉・魚は中まで加熱します。調理中や残り物の扱いは厚生労働省の食中毒予防の案内も参考になります。
ソースやドレッシングなどに切り替える場合は、アレルギー原料も商品ごとに確認しましょう。トマトを避ける目的なら、名前が「ソース」でもトマトを含む場合があるため原材料表示を見ます。
手作りしたソースの保存期間は、市販ケチャップと同じではありません。必要な量を作って室温に長く置かず、残りは速やかに冷まして冷蔵します。開封した缶やソースの保存は、それぞれの表示に従ってください。
まとめ

ケチャップの代用品は、トマトソース・ペースト・缶などが候補です。濃さと水分、味付けの有無を確認し、同量交換はしないようにしましょう。トマト系がないときは、ソース味などの別料理へ切り替える方法もあります。元の味を無理に再現するより、手元の材料に合う配合を選ぶのが使いやすい方法です。

