リコッタチーズがないときは、サラダなどに添えるならカッテージチーズ、パンにのせるなら水切りヨーグルトなどが候補になります。ただし、味や食感を変えて楽しむ選択で、すべての料理に同量で置き換えられるわけではありません。
パンケーキやケーキの生地、ラザニアの詰め物では水分や脂肪分も仕上がりに関わります。手元の材料を使うレシピへ切り替えるか、元のレシピに代用案があるかを先に確認しましょう。
リコッタチーズの代用品を料理別に選ぶ
| 使い道 | 候補 | 変わる点・条件 |
|---|---|---|
| サラダや果物に添える | カッテージチーズ | 粒感や水分が異なる。トッピングとして選ぶ |
| パンにのせる・ディップ | 水切りヨーグルト | 酸味が加わる。冷蔵庫で水切りする |
| 濃厚なクリーム状のトッピング | クリームチーズ・マスカルポーネ | 脂肪分や口当たりが違う |
| パンケーキ・焼き菓子 | 使いたい材料が指定された専用レシピ | リコッタだけを同量交換しない |
| 乳製品を避けたい | 豆腐などを使う別のレシピ | 粉チーズ・牛乳等を足すと目的に合わない |
調理後に添える材料を変える場合と、生地の一部を変える場合では影響が違います。まず「仕上げにのせるもの」か「混ぜ込んで焼くもの」かを分けると、選びやすくなります。
材料と準備時間を見て、今日作れる料理を選ぶ
リコッタをまだ混ぜていないなら、先に料理のどの部分で使う予定かを見ます。サラダの仕上げに添えるだけなら、別のトッピングとしてカッテージチーズを選べます。パンケーキの生地などへ混ぜる予定なら、チーズの代わりだけでなく、変更後の材料表を確認する段階です。
水切りヨーグルトを選ぶ場合は、無糖のプレーンヨーグルトがあるかに加え、水切りに使う器具と冷蔵庫の空き、食べるまでの準備時間を確認しましょう。今すぐ食べたいのに水切りから始める必要があるなら、手元のチーズをパンに添える食べ方など、別の候補へ変える方が予定を立てやすくなります。
すでに粉や卵を混ぜた生地へ、その場でヨーグルトやチーズを足す方法は、別レシピへ切り替えることとは違います。材料がまだ別々のうちに配合を選び直すか、元のレシピの代用案を確認し、準備済みの材料をどこから使えるかまで決めてください。
リコッタとカッテージは、似ていても別のチーズ
雪印メグミルクのチーズ解説では、リコッタはホエイを原料とするチーズで、パスタの詰め物やケーキなどに使われると説明されています。
一方、同社のフレッシュタイプの解説で紹介されるカッテージチーズは、脱脂乳などを原料とする、くせの少ない軽い風味のチーズです。白くやわらかいからといって、同じ原料・水分・脂肪分ではありません。
サラダに添える、果物と合わせるなど、材料をそのまま味わう使い方なら、カッテージチーズを別のトッピングとして選べます。粒のあるタイプと裏ごしされたタイプでも口当たりが違うので、商品を確認しましょう。
リコッタの風味やなめらかさを完全に再現するものではありません。酸味・塩味・粒感が変わってもよい料理なのかを判断し、「最も近いから全用途で使える」とは考えないでください。
水切りヨーグルトは、パンやディップに使う選択肢
酸味を生かす食べ方へ変更する
無糖のプレーンヨーグルトを水切りしたものは、パンにのせたり、ディップに使ったりする候補になります。リコッタそのものではなく、ヨーグルトの酸味がある別の味わいとして使いましょう。
例えば雪印メグミルクの水切りヨーグルトのブルスケッタには、トマトやバジルと合わせてパンにのせる作り方があります。リコッタ料理の材料だけを替えるより、こうした手元の材料に合う料理を選ぶ方法があります。
このブルスケッタを選ぶなら、ヨーグルトだけでなく、パン・トマト・バジル・にんにく・油脂や調味料を材料表で確認します。水切りとトマトを冷やす準備が含まれるため、パンにすぐ塗れるチーズを使う場合と同じ手間ではありません。味付けやパンの焼き方はリンク先の配合に合わせ、リコッタ料理の分量を持ち込まないようにしましょう。
水切りは清潔な器具を使い、冷蔵庫で行う
同社の水切りヨーグルトの作り方では、ざるにキッチンペーパーを敷いてヨーグルトを入れ、ラップをして冷蔵庫で水切りします。水切りの時間によって出来上がりの水分や量が変わります。
準備するのは、ざる・受けるボウル・キッチンペーパー・ラップです。受けた液がざるの底へ戻らないよう、器具の組み合わせも確認します。同社の例では、水切りの強さに応じて冷蔵庫での待ち時間を分けています。材料のヨーグルトが足りるかは、元の容器の重さではなく、作る料理が指定する水切り後の量で考えましょう。
室温に置いたまま一晩水切りする方法にはしないでください。
クリームチーズ・マスカルポーネはコクが変わる
クリームチーズやマスカルポーネも白くやわらかいチーズですが、カッテージチーズとは脂肪分や口当たりが異なります。雪印メグミルクの解説では、これらは比較的脂肪の高いチーズのグループとして、パンに塗る使い方などが紹介されています。
パンに塗ったり果物に添えたりするなら、濃厚なトッピングとして選ぶ方法があります。一方、軽いリコッタの仕上がりを求める料理では、コクや酸味が変わることを考えてください。
牛乳や油を目分量で加えればリコッタと同じになる、とは案内できません。やわらかくしたい場合も、そのチーズを使うレシピの混ぜ方と分量に沿って調理しましょう。
パンケーキ・ケーキ・ラザニアは配合ごと確認する
生地にチーズを混ぜ込む料理では、見た目のやわらかさだけでなく水分・脂肪分・酸味の違いも影響します。リコッタ100gを別の食品100gへ替えればよい、という共通の換算はありません。
カッテージチーズ入りのパンケーキや、水切りヨーグルトを使うケーキに変更するなら、粉・卵・砂糖などを含む専用の配合を使ってください。生地を混ぜ終えてから粉や牛乳を足し続けて整える方法は勧めません。
ラザニアや詰め物入りパスタも、リコッタ以外の材料を使うレシピを選ぶか、元の作り手が示す代用案を確認します。材料不足を補うことより、その料理としてまとまる配合を選ぶことが大切です。
豆腐は乳製品不使用の別料理として考える
豆腐を使うソースやデザートはありますが、豆腐にレモン汁を足せばリコッタになるわけではありません。豆腐の味や食感を生かす専用レシピへ切り替える選択として考えましょう。
乳製品を避ける目的で豆腐を選ぶ場合、風味付けに粉チーズや牛乳を足す方法は目的に合いません。ヨーグルト、カッテージチーズ、クリームチーズも乳製品なので、乳を避ける代用先とは区別してください。
アレルギーへの対応が必要なら、乳成分だけでなく大豆なども含め、使う商品と料理全体の表示を確認します。植物性という説明だけで、誰にでも適するとは判断しないでください。
開封後の保存も、使う食品の表示に合わせる
チーズや水切りヨーグルトは、清潔な器具で扱い、保存温度は商品表示に従ってください。傷みやカビがあるものを代用せず、手作りしたものも室温に長く置かないことが大切です。
まとめ:リコッタは添える用途と生地を分ける

リコッタがないときは、添える用途なら好みのトッピングへ変更し、生地や詰め物なら配合を選び直す、と分けましょう。似た材料を無理に同じ味へ寄せるより、手元の食品に合う料理を選ぶ方法があります。

